頭痛について
一般的な頭痛とは脳そのものが痛みを感じているわけではありません。ここでは、子どもの頭痛に関係する「猫背」「起立性調節障害」「ストレス」の3つの切り口で解説します。お子さまの頭痛の症状と照らし合わせてみてください。
近年のゲームやスマホの爆発的な普及により「猫背になりやすい環境」が身近になっています。 猫背が原因の肩こりや首こりが発生し、首がストレートネックになることで頭部に血流が行き渡りにくくなり、頭痛持ちになるケースが一般的です。実際に前屈みの姿勢が常態化し、顎が前に出て猫背になっている子ども患者さんはとても増えています。
日比院長のワンポイントアドバイス
頭痛治療に併せて「正しい姿勢」の指導を行い、頭痛にならないカラダを目指します。
保護者の方にもご協力いただき、日常生活から一緒に治していきましょう。
※上記アドバイスは一例です。実際は症状に合わせた施術を適切に行います。
子ども患者さんの中には進学・部活・受験など学校生活の変化をきっかけに、突然頭痛持ちになるお子さまが多くみられます。その原因の多くが「ストレス」によるものです。生活の変化に伴う周りの友人や先生、親からのプレッシャーなどに反応して、首や肩が常に緊張状態となり首から後頭部の筋肉がパンパンに張ってしまいます。この状態は頭痛を引き起こすだけでなく、後頭部の詰まりから集中力がダウンし、躁うつ的な症状を併発することもあります。
こうしたストレスが原因の頭痛に悩む子ども患者さんは、友人との遊びや運動等での気分転換でストレスを解消する(外に出す)ことができず、自分で解決しようともがいてしまう「真面目で大人しい」性格の方が多い印象です。一方で、一見明るい活発そうなお子さまでも「いい子でいなければ」「真面目にやらなければ」「間違っちゃダメだ」など、一種の強迫観念により常にストレスを感じている場合があります。
日比院長のワンポイントアドバイス
ストレスによる頭痛はココロとカラダからの「HELP」です。
東京子ども頭痛では日だまりショットによる頭痛治療とともに、ヒアリングも行います。
どうぞ心の中にあるモヤモヤも吐き出してください。真正面から受け止めます。
※上記アドバイスは一例です。実際は症状に合わせた施術を適切に行います。
「朝起きると頭痛がひどく学校にいけない」
そんな子ども患者さんの多くがこの起立性調節障害に悩まされています。特に思春期・成長期のお子さまが多く、頭痛と同時にめまいや動悸、だるさを伴うこともある自律神経のバランス失調から起こる症状(障害)です。やる気・気力までふさがるので「心の病気かな?」と疑ってしまうことがあります。
午前中に症状が起きるため、しばらく寝ていると頭痛が治り午後からは普通の活動ができます。そのため昼夜逆転の生活サイクルに陥りやすく、一見「怠け」にも見えることから原因がわからないまま子どもを責めてしまい、さらに悪循環に陥るケースが多く見られます。成長過程における自律神経の不均衡が原因のため、日だまりショットにより頭痛と併せて自律神経の調整を行い改善することが可能です。
日比院長のワンポイントアドバイス
起立性調節障害の場合は、生活習慣の改善が重要です。夜10時には寝るように家族全体の生活習慣・睡眠の質を見直していくと朝のだるさや頭痛を改善することができます。体のリズムを整えましょう。
また5センチ程度の低めの枕にして脳への血流をよくしたり、深呼吸を多くして酸素量を増やすことも効果的です。
※上記アドバイスは一例です。実際は症状に合わせた施術を適切に行います。